LET LOVE RULE / LENNY KRAVITZ 
1989.12リリース Virgin Records

01.SITTIN' ON TOP OF THE WORLD
02.LET LOVE RULE
03.FREEDOM TRAIN
04.MY PRECIOUS LOVE
05.I BUILD THE GARDEN FOR US
06.FEAR
07.DOES ANYBODY OUT THERE EVEN CARE
08.MR.CAB DRIVER
09.ROSEMARY
10.BE
11.BLUES FOR SISTER SOMEONE
12.EMPTY HANDS
13.FLOWER CHILD 

produced by LENNY KRAVITZ

 
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 レニーは僕の大好きな高野寛に影響されて、聴くようになったアーティストの一人。彼を知った時には、既に2ndの『MAMA SAID('91)』から、GUNS N' ROSESのスラッシュがギターで参加した「ALWAYS ON THE RUN」のスマッシュヒット。そして、彼を世間的に認知させるまでの大ヒットとなった「IT AIN'T OVER 'TIL IT'S OVER」によって全米では、誰もが知るアーティストであったが、日本ではミュージシャンズ・ミュージシャンといった感じで、言うなれば知る人ぞ知るアーティストであった。日本では、3rd『ARE YOU GONNA GO MY WAY?('93)』で、ブレイクし、日本武道館でライブを行えるほどのアーティストになる。(その後、ヴァネッサ・パラディをプロデュースして大ヒットを飛ばしたりなどなど。)
 1992年頃、高野寛やトッド・ラングレンといった宅録系のアーティストがクールと思ってたけども、レニーの場合は、自らドラムを叩けるものだから、ヴォーカル、ギター、ベース、オルガン、ドラム、作詞作曲編曲、そしてプロデュースも行う正にマルチプレイヤーだったので、彼には凄い興味を持った。それもアナログ録音というのが、音も含めて何とも格好良い。
 確かに、ジミ・ヘンドリックスの影響を受けてると言われれば、そうかなと思うし、歌詞はLOVEが多いから、ジョン・レノンかなとも思うし、でもベースは、モロにポール・マッカートニーだろうし。後にLED ZEPPELINぽい曲を作ったり、割と影響を受けたアーティストが透けて見えたりする。
 一人多重コーラスが心地よいA、グルーヴィでベースの音がヘヴィなB、ソウルフルなC、BEATLESなD、軽快なGなどなど捨て曲無しの、彼の最高傑作は間違いなく1stだ。
 
<お薦め度>★★★★☆
2004/3/7